水中写真家の鍵井靖章さんの写真を見たとき、海の中ってこんなに色鮮やかなのかと驚きと感動を覚えました。「クレイジージャーニー」に今回登場されますので、一緒に確認していきましょう!
鍵井靖章 プロフィール
1971年、兵庫県生まれ。大学在学中に水中写真家・伊藤勝敏氏に師事し、水中写真家を志す。オーストラリア、伊豆、モルディブでダイビングガイドを行う傍ら、水中撮影に励む。1998年、モルディブより帰国後、フリーランスとして独立。水中のあらゆる事象を精力的に撮影し、プランクトンからクジラまで、独特の世界観で水中の世界を写し取る。1998年第15回アニマ賞受賞(平凡社)「ミナミセミクジラの海」、2003年日本写真協会新人賞受賞。著書に、写真集『海色えんぴつ』(2004年・PHP研究所刊)、写真集“Deep Blue”(2008年・Carltonbooks刊/イギリス・アメリカ、オーストラリア、イタリア、インドでも刊行)、写真集『アシカ日和』(2011年・マガジンハウス刊)、写真集『海中散歩』(2012年・パイ インターナショナル刊)など。
12/4@SHONANbytheSea
「今年のうちにやりたいこと」
8:30
ゲストにお迎えするのは湘南在住、世界の海を舞台に活躍する水中写真家 #鍵井靖章 @Yasuaki_Kagii さん🤿🐠✨
カレンダー「#しあわせのうみ」プレゼントも。#FMヨコハマ#湘南#バイザシー pic.twitter.com/f8KPRWVoDx
— 秀島史香 Fumika Hideshima (@tsubuyakifumika) December 3, 2022
鍵井靖章さん経歴は?
大学3回生の時同級生の友達と一緒にデパートに展示されている水中写真を見に行った。「俺もこういう仕事がしたいな」とポロっといったところ、一緒にいた友人が「私、この人知ってるから紹介してあげる」と言われ紹介された方が師匠になる伊藤勝敏先生だったとのこと。鍵井さんは兵庫県川西市に住んでいたのですが、先生もたまたま近所で押しかけて弟子にしていただいたそうです。
川西市は自然豊かだけれど、海がないので水中写真に触れたことが新鮮で刺激的だったと言われています。ダイビングの経験も、写真の経験もなかったそうで、若いってすごいとおっしゃっておられます。
27歳の時にオーストラリアでミナミセミクジラの交尾している写真を撮影できたそうで、それまで誰も撮影できたことがなかった写真だったとのこと。その写真で国内の動物写真の賞「アニマ賞」をいただいて、28歳の時に水中写真家としてスタートしたんだそうです。
ご家族は?
ガイド仲間だった奥様と息子さん娘さんの4人家族のようです。お子さんたちが小さいころの記録がオフィシャルHPにありましたので、今は高校生くらいになっておられるのでしょうか?子煩悩なよきパパの様子を垣間見ることができて、ほんわかした気持ちになりました。
鍵井天然水族館 http://kagii.jp
今後の活動、夢は?
海の生き物に近いので、たくさんの人に海中世界に興味を持ってほしいと思っているそうです。水中写真家を目指すなら、高いダイビングスキルがが必要だと考えて、ダイビングガイドの仕事もやったことが危険回避や水中撮影に欠かせない潮を読む力になったとか。生物や海の知識が深まり、撮影機会を自ら作り出すノウハウを身につけられたことは今に活かされているということです。
週刊誌の依頼により、東日本大震災の約3週間後に東北の海を記録したそうです。その後2年間にわたって海を見つめ続け、傷ついた海でも生き物がちゃんといることを伝えたいと思ったとのこと。震災の海で生まれる命が何よりエールになると思って再生へと向かう、命みなぎる海へと変わっていく様子をとらえて真摯に向き合っていったそうです。
「これまできれいな海ばかりを撮り続けて、ずっと夢の中にいたような僕が初めて社会と繋がれた気がした」
その結果、自然の中で起きることは自分のちっちゃな想像力なんかより断然素晴らしいことを知ったとのことです。
海の環境を壊すスタイルの撮影は本末転倒だと思い、無着底撮影を自分に課したということで、自然への畏敬の念をもって祈りにも似た思いを込めて撮り続けておられるの様子が伝わりました。
益々素敵な作品を今後も撮り続けて下さることを期待しています。
サイン会では、おひとりおひとりの求めに丁寧に、満面の笑顔でお応えくださいました。毎日全力で、数年間夢はなかったとのことですが、それは作品を拝見すれば充分理解できること。ご自分を信じ、好きに邁進してこられた胸のすくようなメッセージでした。鍵井さん、ありがとうございました!#鍵井靖章 pic.twitter.com/tVswh7mR4H
— フェリシモ 神戸学校 公式アカウント (@kobegakko) September 22, 2018
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