マスクはいつまでつけないといけないの?体に影響はないの?息苦しくてつらい人へ

健康

マスク生活はいつまで続くのでしょうか?

息苦しくてしんどいです。

 

もう3年にもなりますからね。お気持ちはよくわかります。

マスクについて一緒に考えてみましょう。

 

マスクの弊害・身体への影響

鼻と口を覆った状態が長く続くと自分が吐いた息をまたすぐに吸うので、二酸化炭素を多く含んだ空気を吸うことになります。脳が二酸化炭素過多の状態になってしまいます。それによって、片頭痛のような症状が出る人もいます。また呼吸が浅くなります。そうなると吸い込める酸素の量が少なくなります。呼吸が浅くなると交感神経が優位になる。ストレスから身を守ろうと、背中を丸めることになり、なお酸素を取り込みにくくなる悪循環になります。

また、息苦しいので口呼吸になってしまい、酸素不足、血流の滞り、体温低下、免疫力低下などになってしまうとされています。口呼吸では、口空内も乾燥しますし。歯並びもみだれ、かみ合わせも悪くなるんだとか。

また、子供たちへの影響も深刻です。上にある内容もさることながら、暑い時期には熱中症、マスクによる皮膚炎、目から下が見えないのでコミュニケーション障害なども考えられます。

呼吸器や、心疾患のある方ではどうでしょうか?

当院に来院される喘息患者の中には、呼吸状態が悪く(SpO2≦95%)、吸入器が一日中手放せないような方もいらっしゃいます。そのような方がマスクをするとどうなるか、誰でもわかると思いますが、そんな呼吸状態が悪い重症な方ではなく、普段から吸入剤なしでコントロールできている軽症の方でも、マスク着用によって「呼吸が苦しくなる」という訴えをこの1年ほどの間で私は数え切れないほど聴きました。また、さらに可哀想なのは咳喘息の方です。「咳喘息」とは、気道過敏性が亢進してしまっており、気管支喘息のような喘鳴や呼吸困難は伴わないが乾性咳嗽だけが長く続くという疾患です。風邪をひいたあとなどに大人の方がよくなる印象です。この「咳喘息」の患者も当院では割と多いのですが、このような時代の中にあって、人前で咳をすることに躊躇いがあったり、とても罪悪感を覚えたりされるようです。また、実際に重要な会議中に咳が続いてしまい強制的に退席させられたというエピソードのある方もいらっしゃいました。これはストレスによって咳が誘発されたということだろうと推測されますが、いずれにせよ「咳喘息」の人はマスクをしていようがしていまいが、社会的に白い目で見られてしまうということなのだろうと思います。それがとても辛いという話も患者からよく聴きます。

医療法人聖仁会 松本医院 ブログより抜粋

 

マスク装着時は、マスクの内側の温度が上昇します。それに伴って自身の体温も上がるため、体は放熱しようとして毛細血管を広げます。すると毛細血管内で血液が停滞しやすくなって全身の血液量が減ってしまいます。心臓は少ない血液を全身に行き渡らせようとするので、負担がかかってしまうのです。健康な人であれば大きな問題にはなりませんが、心臓の機能が低下している人にとってはリスクになるといえるでしょう。

日刊ゲンダイ ヘルスケアより抜粋

海外ではどうなのか?

記憶に新しいところでサッカーワールドカップの時、喚起に沸く応援団の写真には誰一人マスクをしている人はいませんでしたね。

岸田首相も海外ではマスクではマスクを外していました。

そもそも日本以外の国では、予防のためにマスクをする習慣はなくて、咳が出るから等の理由があってつけるものなので、マスクをしていると病気だという認識です。日本ではそれももちろんですが、風邪をひかないために、花粉を吸わないために、などの予防的意味合いでするマスクも多く、根本的な考え方が違います。

なので、一概に比べることは難しいかもしれません。しかし、誰のためのなんのマスクなのか?をもう一度考える時に来ていると感じます。

いつまでつけるべきか?

マスクの効果についてはTwitterなどで議論されていますね。マスクが有効か無効か?

私が今言えることは、「マスクをしていたから大丈夫!」という安心感を得られる効果はあるということです。実際、私の職場ではずっとマスクをしていましたが、クラスターが発生したことはあります。ですが、陽性患者さんと接して感染した人はいません。同じマスク1枚越しの話です。

私個人としてはマスクをしない自由もあって然るべきで、強要されるものではないと考えています。ですが、会社や買い物先でマスクをお願いという名のほぼ強要をされることもまだまだ多く、闘う方がしんどいと感じたら、長いものに巻かれる方を選んでしまうことも多いのではないでしょうか?

ですが、健康を害してまでする必要があるのか?ということを考えてみると、誰もがNO!なのではないでしょうか?

各市区町村のホームページにはマスクをできない方への理解を促す文章があります。

例えばこれは松戸市のホームページですが、理解を促してくれています。

マスクをつけられない方へのご理解をお願いします

また、探してみるとアマゾンでマスクできませんバッジが買えたりします。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0B154JT67?pd_rd_i=B0B154JT67&pf_rd_p=fc478b25-ea4d-4dd5-ac23-d7466acf0cd9&pf_rd_r=X57DYM4SEDN2HFE7WXYB&pd_rd_wg=tEaUD&pd_rd_w=VFUnq&pd_rd_r=81ca2d6b-15ab-466b-9ef5-7a43cfd91c79

多様性を認めることを求められる時代になってきています。何を選ぶかは自分次第です。最近ではウイルスも弱毒化され、武漢株の頃のようにかかったら命が危ないようなことも確実に減りました。コロナにかからなくても健康を害したら本末転倒です。

昔と違い、今は自ら望めばいろいろな情報を集めることができるようになりました。疑問に思ったら、そのままにせず、調べてみるといいと思います。自分で考えて、納得した結果ならそれが一番いいと思います。

まとめ

マスク警察という言葉が生まれてしばらく経ちました。マスクがそれほどまでに万能か?と疑問もあります。とにかく感染したくないということで、2枚重ねでしている人もいますね。理論上はそれで全員がマスクを着けているのと同じことになるという気がします。

苦しい時は無理をしないで外す。そして、その個人の自由を尊重しあう。もう、3年もこの状況なのですから、より快適に変わっていかなければならないし、それによって無益に争ってはいけないと思います。

マスクのこと、考える一つのきっかけになっていたら幸いです。

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